静岡県地酒まつり2025IN浜松【曳田卓】

  

コンコルド浜松で開催された会に行って来ました。県内の蔵元55社が出展した酒を飲み比べ出来、その魅力を堪能しました。
 
多くの酒蔵は周辺を流れる河川の伏流水や湧き水を使い、日本酒🍶を仕込むため、良い水💦が湧きでる場所は酒造業が盛んな地域が多く、名水のあるところに銘酒ありと呼ばれる所以となっています。
 

富士山では年間約22億トンの降水が有り、その多くが大自然に濾過され、湧出します。静岡県は、常に全国上位の降水量を誇る、水の豊かな土地です。その水質は総じて軟水で、鉄分が少なくミネラルを含み、酒づくりに適しています。 
 

県内の蔵元では、静岡県が開発した酒造好適米「令和誉富士」や、酒米の王様と呼ばれる「山田錦」、スッキリした味わいの「五百万石」など、様々な酒米を原料として使用しています。「静岡らしい」と言われるお酒は「すいすいと飲めて、飲み飽きしない、食材な特徴を引き立たせる食中酒」が特徴です。
 

静岡県のお酒を語る時、「静岡酵母」の存在は欠かせません。沼津工業技術センターが酒造組合と共同で研究•開発したオリジナル酵母で、バナナ🍌やメロン🍈を思わせる果実香を放つ酢酸イソアミルの高い生成能力を持ち、しかも乳酸等の有機酸の生成能力が少ない性質を持っています。
 

酵母の働きで、穏やかな旨味ある「静岡吟醸」スタイルが確立されています。
 

令和5年11月、静岡県では、酒類の地理的表示GIを取得しました。GI制度は、地域の共有財産である「産地名」の適切な使用を促進する制度です。実感するシーンとしては、旅先でお土産を購入する場合にGIマークの商品を選べば、その地域ならではの一定水準を超えた商品保証の目印となります。