会派視察 奄美大島 【川崎和子】 今回の視察テーマは「 奄美大島の人たちや自然、文化に直に触れる体験型の観光振興施策の視察です。受け入れていただいた奄美大島自然保護協議会は、全国に奄美大島の魅力を発信するとともに、世界自然遺産を後世に残すため、消費収集型の観光ではないこれからの観光のカタチ サスティナブル・ツーリズム」に取り組んでおられます。奄美大島空港に到着して最初に目に飛び込んできた いのち、むきだし。奄美大島」のポスターです。奄美大島の魅力を上手に表現しているキャッチコピーでした。視察では伝泊(でんぱく)という取り組みに参加し、奄美大島の地元に伝わる 八月踊り」を地域住民の方々と唄い、踊り、郷土の料理を食するものです。これは静岡県が取り組んでいるガストロノミーツーリズムとも共通するポイントがあると感じました。都会からの子ども連れの若いご家族や高齢者夫妻などの移住者が一緒に踊ります。ここに住むと心が開くそうです。また、安田壮平奄美市長との懇談の中で「収入は他と比べて少ないかもしれませんが、奄美市には心の収入があります」というフレーズに感銘を受けました。奄美にしかない魅力を磨くことで、移住者が多い理由が分かった気がします。また奄美大島には美しい生物多様性を保護する国立公園があります。今回ガイドの方と散策しました。そこにしか生息しない生物があります。樹々や植物、昆虫等は長い年月、お互い助け合い、その形態を自然に沿いながら変えて生きている姿に自然界のサスティナブルな生命力を感じました。世界自然遺産の世界基準を見せられた気がします。伝承の島唄が唄われ、美しい大島紬が地域を彩ります。そして、奄美大島を描く、田中一村の絵は人と地域、生物達に命を吹きこむ力があります。私も奄美大島に伺い、私も心身が元気になりました。やはり、自然と文化を守り、共生する地域は人を元気にします。私たちの暮らす静岡県にも豊かな自然や美しい景観がたくさんあります。奄美で経験したサスティナブル・ツーリズムを本県の観光振興政策に落とし込み、より多くの方に来静いただき、静岡のファンが増えるように取り組んでまいります。視察を受け入れていただき、温かくもてなしていただいたすべての皆様のおかげで佳き研修となりましたことに心から感謝します。